GWに家族と行く兵庫県、家島諸島。
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昨年4月の終わりから5月の初めの週のゴールデンウイークの1週間、初めの2日間は親戚に会うために母と車で大阪へ向かい、3日目からは兵庫で友人と合流し兵庫県の家島へ旅行に行きました。旅行の目的は普段はなかなか会えない親戚と友人に会うためと、車で遠出をするのが好きなので九州から関西まで走ってみたいという思いと、以前から家島には珍しい海の幸が食べられる宿があると聞いていたので行ってみたいとの3つの目的と仕事の休暇もまとまって取ることができたという決行する条件がそろったので行きました。
大阪では梅田駅周辺でコーヒーを飲んだくらいで、観光という観光はしませんでした。兵庫では姫路城を見ました。私は熊本出身でよく熊本城を見ていたのですが、他県のお城をあまり見たことがなかったため、形が違うのだと当たり前のことに驚きました。姫路城も遠目からでも綺麗なことがわかり、また周辺の街並みも立派な城下町だったことが伺い知れ歴史にそこまで興味のない私でも感動するので、歴史好きな人にはたまらないだろうなと思いました。
また、家島での宿で食べた海の幸は本当に生臭さがまったくなく、魚のはらわたの処理はほどほどにしかしていないのに臭みも苦みもないことに感動しました。本物の新鮮な魚を食べることができたのは、貴重な経験となりました。新鮮な魚はコリコリとした食感があって大変おいしく、お酒もどんどん進んでしまいました。
家島は小さな島で島中歩いて回れるくらいでしたが、到着してすぐに雨が降り始め近くの神社で雨宿りをしていました。すると運よく神主の方が来られて車に乗せてくださり、島の歴史や私がその日泊まる宿のことなどを教えてくださりました。その雨宿りしていた神社も思った以上に歴史が深く、日本書紀にも出てくるような由緒ある場所でした。
島自体は昔ながらの優しい港町のような少し切ない雰囲気だったのですが、その神社は日本全国の中でも大きい部類に入るのだろうなと始め見たときに感じたのですが、歴史を知って納得しました。島の歴史を聞いてすごいなぁという気持ちに浸っていたら、最近なかなか見ることがなかったナメクジが足元にいて思わず叫んでしまい、それに驚いた友人が傘を投げ飛ばしたりするハプニングもありました。
落ち着きのない2人の旅でしたが、思いがけずアテンドしていただけて、美味しいものだけに思いが先走っていたのですが、旅先の歴史を知るのもなかなかに楽しいということを知りました。旅行中困ったことは宿の部屋に鍵がなかったことです。部屋の入口は洋風の作りだったのですが、中は和室でした。あまりお客さんも多くなく雰囲気もおばあちゃん家のような気軽さがあったのですが、お風呂も部屋にはなく大浴場であったため部屋を留守に出来ないと思い、友人と交互にお風呂に入らなければなりませんでした。
また、建物自体古く軋むような音がよくしていたので、部屋に1人いる時はとても怖かったです。人の歩く音もキシキシときしむような音が響き、トイレに行く時も音を立てないように気を付けて歩かなければならず気を遣いました。
突然お腹がいたくなり朝からトイレにこもる羽目になったのですが、それで準備が遅れてしまい帰る際のフェリーに乗り遅れそうになりました。宿泊費もちょっと高価だったため、その日のうちに帰れないかもしれないと脳裏によぎった時は冷や汗がでました。そして、無事フェリーに乗り車に戻った時、車の鍵を自分のバックのどこに入れたか分からなくなってしまい、一瞬「もしかして島に忘れた…?」と思ったときは、本当に震えてしまうほど怖かったです。しかし、ちゃんとバックに鍵は入っていました。